陸運力と海運力 社会の問題 問題提起編


室町時代の問題で、北陸の資材、食材をどういう経路で京都まで運搬したのか、という記述の問題


京都までの主な陸路と琵琶湖での水運の経路の両方が載っている資料

北陸から陸路で琵琶湖→琵琶湖は舟で運搬→京都に近い坂本や大津で陸路に切り替えて京都まで運搬

というのが適切な運搬経路で、馬借の役割を聞かれている問題でした。


社会的な知識としては、馬借=陸運 という知識を問う問題なのですが、個人的にはそれで終わらせるのはもったいない問題でしたので、少し補足説明もしました。


もし、自分が中学生なら、

「なぜわざわざ舟に乗り換える?」

という疑問を抱きます。北陸から京都まで主な道路として京都までの道はある程度整備されているような資料の書き方でしたし。



皆さんはなぜ全部陸路にしないかわかりますか?



答えは

船で運ぶほうが便利で安いから

です。




今でこそ、高速道路が発達し、機械化が進んでトラックが便利すぎるので日本地理では主な輸送手段はトラック(陸運)なわけですが、それは現代に限った話です。


世界地理の目線では、今でも船は貴重で重要な輸送手段です。



なぜ舟の方が便利で安いのか


おっと、授業の時間になってしまいました。


詳細の解説は後日。

創学館 那珂川校(学習塾)

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