我慢強さ
「石の上にも3年」とはよく言ったものです。
何かを成すには、ある程度時間がかかるものだと思います。
植物を育てるのだって、種を植えてから芽が出るまでに時間が掛かり、手間もかかります。
種を植えて、数時間後に芽が出ないから諦めてたらいつまでたっても美味しい果実が手に入りません。
ただ、おいしい話についついつられてフラフラする人間がいかに多いことか。
とある友人なのですが、35歳を目前にしている年齢で、いろんな会社を転々とし、会社では長くても1年もたない働きをしています。
給料や待遇がほかの会社がいいと聞けば、そこに転職。
またそこでいい話があればまた転職。転職。転職。の繰り返しです。
「親は俺が面倒見るんだ」
「ほかのやつはみんな運がいいだけだ」
「自分は不運ばかり掴まされている」
その友人を思い返してみれば、学生時代は勉強など嫌なことは進んでやらず、高校も特待で行ったにもかかわらず、1年未満でやめ、その後は今に至るまで転職の繰り返し。
客観的に見れば、実は「今も昔も変わっていないのです」
「継続は力なり」「石の上にも3年」 継続することの大切さ、継続するから分かるおもしろさ、継続したから得られる能力。 そういったものが得られず、ただただ時間だけが過ぎていく気がする。
こんな言い方は良くないのかもしれないが、「大人」になると強制力がなく、自分の自律がルールになる。強制力がないから甘くなる(甘くなりやすくなる)
「大人」になると我慢しなくてはいけない場面でも本人の選択で変わってくる。
我慢する人間と我慢せずに逃げる人間。
しかし、中学校や小学校は、義務教育という名の強制力があり、しっかり「嫌なこと」も「我慢させる」ことができ、これをきちんとしつけておくことが「大人」になった時の「自律」につながると思う。 (賛否両論ありそうだが…・)
塾に通ってきている生徒は、嫌な勉強にも逃げずにしっかり我慢している。
我慢の上に成り立つ達成感や楽しさ、充実感を味わってもらうことが継続する大切さを教えれる方法の一つだと考える。
子供のうちから忍耐力・継続力・我慢などを身につける最強の人間育成をこれからも頑張っていこうと思う。
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